樹安ママの発達障がいな毎日

発達障がいのあるあるを、時にはゆるく、時にはマジメに。

空気を読みすぎるカメ

週に一度のホースセラピーに通う牧場には、いろいろな生き物がいます。職員の方が飼っているワンちゃん達や、メダカちゃん、たまに鳥たちが遊びに来ることもあります。

この間牧場へ行った時には、バケツの中に一匹のカメがいました。よく見ると、背中の甲羅が傷ついています。職員の方に話を聞いたら、知り合いの方が持ち込んだそうで、しばらく様子を見ているのよ、とのことでした。

 

私はカメが好きです。特に理由はないのですが、見ていて飽きません。水族館へ行っても、ずっとカメを見ています。

なので、このバケツに入ったカメさんも、しばらく様子を見ていました。基本的には甲羅の中に隠れて、全く出てこようとしないカメさん…おとなしいんだなぁ、と思っていました。

でも、バケツから離れてみると…バケツの中からカタン!コトン!シャアアー!とものすごい音がします。明らかにカメさんがバタついています。

再びカメさんバケツに近づいてみると…やはり甲羅に隠れてしまいます。

 

このカメさん…人が来ると甲羅に隠れてしまうんですね。甲羅に傷がついていることも、この警戒心と何か関係があるのかもしれません。

そこで、カメさんにバレないように…バケツの中でバタバタしている時にそーっと、そーっと近づいてみました。カメさん、バケツから出ようとして、必死になってよじ登っていました!

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そして、私の気配に気づき…目が合いました。

すると、ニュニュニュ〜と首をすくめてしまいました…。何て敏感なカメさん。

 

これを何回か繰り返してみました。最初のうちは、わたしが近づくと目が合って、ニュル〜と首をすくめていましたが…しばらく経つと変化が!

カメさん、私と目が合ったまま何か考えています。しばしの間見つめ合い…そしてその後、必死に外へ出ようと私にアピールを始めたのです!

外へ、外へ出してくれ!頼むから!そんなカメさんの必死のアピールがよくわかりました。

 

出してあげたいけど…勝手に出していいかわからないし、ゴメンよ…と思って見ていたら、そこに娘が近づいてきました。

すると…娘の気配に気づいたカメさん、ニュニュニュ〜と首をすくめてしまいました…。空気を読んでしまったんですね。

この後も、私が近づいたときは必死にアピール!バタバタ!でも、他の誰かが近づくと、ニュニュニュ〜と引っ込んでしまうのです。

こいつ、なんて可愛いんだ!と思いつつ…セラピーが終わってしまったので、そのまま帰ってきてしまいました。

私自身も空気を読みすぎるところがあります。このカメさんと、何か通ずるものがあったのかも?しれませんね。