ただ、楽しくしたいだけ…
先日のフリー参観日でのこと。
小学校5年、支援学級在籍の娘は、担任の先生とマンツーマンで算数の勉強をしていました。日本の輸出入のグラフを見て、産業別の輸出量の割合を計算する…という、ちょっとややこしい問題。マンツーマンなので、比較的真面目なタイプの先生と1時間つきっきり。娘に逃げ場はありません。
日本の自動車輸出額を求める問題の答えとして、黒板に書いてあったのは、66(兆円)という文字。ここから…ちょっとでも授業を楽しくしよう!という、娘の悪あがきが始まります。
先生:さあ、答えはいくつ?
娘 :66えん!
先生:そんなに安くはないでしょう?
娘 :そんなに安かったら?
先生:みんなが車買っちゃうわよ!
娘 :アハハー!
先生:じゃあ、答えはいくつ?
娘 :66まんえん!
先生:まん、じゃないよ。
娘 :66おくえん!
先生:おく、でもないなー。
娘 :じゃあ、66ちょうえん!
先生:そう、66兆円!やっと正解したねー。
…この一連の流れ、娘は最初から答えをわかっていました。単調でつまらないお勉強を少しでも楽しくしようと、娘は必死にボケていたのです。
療育の先生とか、昔からお世話になっている先生、勘のいい先生ならば、娘がボケていることを見抜き、そこから新たな流れが生まれます。残念ながら、今の担任の先生はそうではなく…私はこのやり取り、まるでズレ漫才みたいだなー、って思いながら見ていました。
娘のこうした悪あがき、家でもよくあります。ボケとは言えないボケを私にも繰り出す娘…つきあえる時はつきあいますが、流してしまう時もあります…ゴメンよ、ママも余裕があったりなかったり、なのよ。
でも、このユーモア精神は大事ですよね。自分で何とかしようとしているのは素晴らしいです。
相手が塩対応であろうが、相手にヒットしなかろうが、これからもボケ続けるんだろうなあ…まあ、めげずに頑張ってみなさい!