ただ待つ。ひたすら待つ。その2
発達障がいにもいろんなタイプがありますが、うちの子たちは知らないことや知らない人を怖がって固まるタイプの自閉症スペクトラムです。
娘が小さい頃、地域のコミュニティセンターの中にある療育教室に、週一回のペースで通っていました。
コミュニティセンターには、いろんな人がいろんな目的でやって来ますが、ある日のこと。コミュニティセンターの玄関前に、何故だかコワモテ風のおじさん達がたくさんいて、何かを待っていました。
私でさえ、おやおや?と思ったくらいなので、日常と違う光景に当然、娘は固まりました。
その場に座り込み、動けなくなり…同じコースじゃないとダメだというこだわりもあるので、後戻りもできず、かれこれ一時間くらいその場にいました。
さぁ…どうしようか。困り果てていました。
すると、何故だかセンターとは逆方向の駐車場方面から、担当の先生が迎えに来たんです。
その先生は娘の特性をよく理解していて、敢えて駐車場方面に遠回りをして、娘が行きやすいように配慮してくれたとのこと。つまり、同じコースじゃないとダメという娘のために、いつもの流れでセンターへ入れるようにしてくれたんですよね。
その配慮が功を奏して、その後はスムーズに教室へ行くことができました。
ちょっとしたことだけれど、障がい児にとってこの配慮があるとないとでは大違いなんです!
療育教室のその先生には、この他にも本当にいろんな場面で助けていただきました。心から感謝です(^_^)