樹安ママの発達障がいな毎日

発達障がいのあるあるを、時にはゆるく、時にはマジメに。

きょうだいゲンカのすすめ

うちの子供たちが通う小学校の取り組みとして、ノーメディア・デーというものがあります。1年のうちに数回、たまにはテレビやインターネットをオフにして、家族の団欒を愉しみましょう!という目的です。

今日はそのノーメディア・デーでした。うちの小6の娘は正義感のカタマリなので、決められたものはキッチリ守らないと気が済みません。一方で小3の息子は自由人。学校での取り組みなんて関係ありません。見たいテレビは見たいのです。

つまり…規則を守ってテレビを消したい娘と、規則なんか関係なくテレビを見たい息子。2人の間で大ゲンカが始まってしまいました。

f:id:hattatsumamajuan:20200707231320j:image

テレビをつけては消す、つけては消すを繰り返している2人。言い争いもまあ醜い、ひどいもんです。

でも、娘には娘の主張があり、息子には息子の主張があります。今回のノーメディア・デーに関しては、私もそこまで頑なに守る必要はないと思っていて…できる範囲で取り組めばいい、くらいに思っていたので、特に口出しはせず…2人のケンカの成り行きを、しばらくの間見守っていました。

そして、結局は息子が一枚上手でした。テレビがつけられ、お気に入りの番組を見始めた息子…娘が守ろうとしたノーメディア・デーが、我が家ではうまくいきませんでした。落ち込む娘…でも、娘は学校で決められたルールを一生懸命守ろうとしていたのです。(本当は娘自身も、インターネットとかをやりたかったはずですが…)

結果が伴わなくとも、自分の思いを主張することは大切です。意見が合わなければ、思う存分言い争いをすればいいのです。きょうだいゲンカ、大いに結構だと思います。

 

思い返してみれば…私にも3歳上の兄がいますが、子供の頃に、果たしてここまでケンカをしたことがあったでしょうか。意見をぶつけ合ったことなんて、たぶんなかったと思います。

そんな兄とは、残念ながら昔も今も、あまり仲良くはありません。今も連絡を取ろうと思えば取れるのですが、あえて互いに連絡を取ろうとは思わない…のです。

 

うちの2人の子供たち、それぞれに発達障がいを抱えています。この先、それぞれが壁にぶつかることもあるかもしれません。

そんな時に互いに連絡を取り合って、助け合えるきょうだいになってほしい、と私は思っています。私自身が兄と疎遠なことが、個人的にはものすごく寂しいし、もったいないことだと思っているので…うちの子供たちに、同じような寂しい思いをしてほしくはないのです。

 

ちなみに、我が家のノーメディア・デー、ラスボスのパパが帰ってきた時点で完全に破綻しました。好きなテレビ番組を見放題!チャンネル権も独占し、スマホ片手にネットも見放題!ノーメディア・デーも、あえなく終了!となったのです。

あれだけ一生懸命だった娘も完全に諦め、パパにはもはや口出しすらしていません…あー情けない!