樹安ママの発達障がいな毎日

発達障がいのあるあるを、時にはゆるく、時にはマジメに。

それぞれの立場

先日とある施設で起きた出来事。

息子とお友達が仲良く遊んでいると思っていた矢先に、突然お友達が息子の顔を引っ掻いてしまい、息子の顔が傷だらけになってしまった、と連絡があった。

原因はおもちゃの取り合い。お友達はおもちゃを貸してほしい気持ちを息子にうまく伝えられず、一方で息子はお友達の気持ちがわからずに遊び続けていて…お友達が強硬手段に出て、息子を引っ掻いてしまったのだ。

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施設の方は、ただただ申し訳ないと平謝り。お友達の親御さんからもお電話をいただき、申し訳なかったとのお言葉があった。

息子の顔の傷は広範囲ではあったものの、幸いあまり深くなかったので、自然に治るだろうし、大丈夫ですよ、と私はお伝えした。

今回は、施設の方も起きたことをありのまま伝えてくださったことや、すぐに対応していただいたこと、また親御さんからも謝罪の電話があったことで、特に尾を引くことはなかった。

 

立場が違えば意見も違う。うちの子はどちらかというと被害者になることが多いのだが、加害者になる側の親御さんの気苦労は大きいだろうし、気をつけていても起きてしまう事故…施設の方のご苦労も計り知れない。(もちろん被害者とて、命を脅かすような重大な事故が起きてしまったときは、毅然とした態度を取るべきなのは言うまでもない。)

事故というものは、どんなに気をつけていても、起きる時には起きてしまう。問題は、その時にそれぞれの立場でどう対処するか?ということだ。

まずは大人が、それぞれの立場でより良い解決方法を考え、行動し、子供たちに示す。

事故が起きても、問題が起きても、しっかりと対応すれば大丈夫なんだよ!と、子供たちに身をもって伝えてあげることで、子供たちも事故への対応力を学んでいくのではないか?と思う。

 

特に大事なのは、事故が起きたとき、真実を伝えること。

保身のために事故を偽ってしまうと、後々になって真実が明らかになった時に、大きな不信感となってしまう。

嘘をついてはいけない。小さい子供でもわかることなのに、案外大人は嘘をついたり、誤魔化してしまうことがある。

まずは私たち大人が、正しいことをすべきである。その繰り返しで、社会はきっと今より良くなるだろうし、凶悪事件も減るのではないか?と思うのだが…。

未来のために、子供たちのために、まずは私たちがしっかりと身を正していきましょう(^_^)