樹安ママの発達障がいな毎日

発達障がいのあるあるを、時にはゆるく、時にはマジメに。

みんな頑張った運動会

台風襲来の前日、子供たちの小学校で運動会が行われました。

子供の運動会…以前はとても憂鬱でした。だって、子供が2人とも発達障がいを抱えている我が家、ひとつひとつの種目をまともにできるかどうか?まわりのお友達に迷惑をかけていないか?ハラハラしながらの観戦だったのです。

特にお姉ちゃんが1年生の時は、本人訳がわからなかったようで…どっちへ行けばいいのか?とか、まわりのお友達にフォローされっぱなしでした。ありがとうね、申し訳ないね、そんな気持ちで見ていました。

 

そんな彼女が、3年生の運動会が終わった後に初めて、徒競走で負ける悔しさを知ったようです。私はどうしても3人中の3位になってしまう、もっと早く走って1等賞になりたい!と涙ぐんだのです。この頃から、彼女なりに少しずつ、早く走るための研究をし始めました。

4年生の運動会。徒競走は残念ながら3人中の3位でした。でも、運命走という種目、途中でくじを引いて課題をこなしてからゴールへ行く種目で、ラッキーカードを引いた娘は1位でゴールしたのです!本人、ものすごく喜んでました(^_^)

そして今年、5年生の運動会。少し前にすイエんサーというテレビ番組で早く走る方法を特集していて、奥義をバッチリ身につけて臨んだ徒競走…娘は、すイエんサーで教わった走り方を忠実に再現していました。そして何と1位でゴールしたのです!やったー!やればできる!喜び爆発の娘、本当によく頑張りました(^_^)

 

一方で息子の方は、まだまだ悔しさを知らずにマイペース参戦です(^_^;) それでも楽しそうに、彼なりに競技に参加していて、特にダンスは心から楽しんで踊っているのがわかります。もうそれで十分、オッケーです(^_^)

全員参加のリレー競技などでは、うちの2人はまだまだみんなに迷惑をかけてしまっていますが(順位を下げてしまうので…)それでも最近はハラハラせずに、他の親たちと同じように運動会を楽しめるようになりました。

 

そして今回の運動会、こんな出来事がありました。

午後の競技がスタートしてすぐに、急に強い雨が降ってきて、競技を中断しなければならなくなりました。テントの中で、じっと雨が止むのを待っていましたが、なかなか雨は止んでくれません。どうなるのかな…ちょっと心配になってきました。

すると、子供たちのテントから何やら声が…よく聞いてみると、「フレー、フレー、た・い・よ・うー!」「フレ、フレ、たいよう!フレ、フレ、たいよう!」何と、太陽に向けてエールを送り始めたのです!

これには大人たちもニッコリ。そして子供たちは我慢できなくなり、テントの外に出て雨に濡れながらの大応援が始まりました。「フレ、フレ、たいよう!フレ、フレ、たいよう!」

…すると、何と雨雲が徐々に離れていくではありませんか!もう子供たち大喜び!「競技を再開します」のアナウンスに「やったー!」と大歓声が上がりました。みんなの想いが通じました。

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このエピソードを含めて、子供たちみんなが全力で頑張った、いい運動会でした。

この時は、翌日にあんな台風に見舞われて、そのまま被災生活に突入するとは…夢にも思いませんでした。