樹安ママの発達障がいな毎日

発達障がいのあるあるを、時にはゆるく、時にはマジメに。

親が陥りやすい「エゴ」

今回は、ちょっと意識に踏み込んだお話です。

親になると、子供に対していろいろな気持ちが芽生えます。

幸せになってほしい!こんな仕事がいいかな?結婚相手はこんな人がいいな!などなど…

 

でも…子供の人生を決めるのはその子自身。

たとえその子に障がいがあっても、です。

 

障がいの程度によっては、その子自身だけでは人生の舵取りが難しい子もいるかもしれません。

そんな時も、親が代わりにその子の人生を決めてしまうのではなく、あくまでその子のサポートをしてあげればいいのです。

 

そんなの言われなくても分かってますよ!と思うかもしれませんが…

子供が着るもの、子供がやりたいこと…全て親が決めてしまっていませんか?

 

あれが着たい!と言うのなら、たとえワンパターンになろうが、親の好みとは違おうが、その子の着たいものを着ればいいんです。自分の着たいものを着ることで、その子の個性やスタイルが少しずつできてくるのです。

あれをやってみたい!と言うのなら、危険でなければ、やりたいことを思いっきりやってみればいいんです。たくさんの経験の中から、思いもよらないその子の可能性が見つかるかも?しれません。

 

そうは言っても…親になると誰しも「うちの子供にこうなってほしい!」という親の理想を押しつけてしまいがちです。これが親の「エゴ」であり、子供のことを思っているからこその「エゴ」なのですが…自分のエゴが行き過ぎていないか?子供の選択の邪魔をしていないか?たまに自分でチェックをした方がいいと思います。

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私自身の親は、このエゴの塊でした(>_<)

私が子供の頃通っていたお習字教室。ある日うちの親と先生が電話で大ゲンカになってしまいました。親がその電話をガチャン!と切った後、私にこう言いました。

「もうお前は習字に行かなくていいから」と。

当時の私はそこまで習字が楽しかったわけではないので、ラッキー!くらいにしか思っていませんでしたが、今思えばひどい話です。親の勝手な気持ちで、子供の可能性をひとつ潰したのですから。

 

子供には子供の人生があります。自分がこの世にいなくなった後の子供のことが心配であれば、なおさら子供にどんどん選択肢を与えて、自分の力で選んでもらって、生活力を上げていくことが大事だと思います。

くれぐれも、親の人生のために、親のエゴのために、子供の人生を犠牲にしてはいけませんよ!