樹安ママの発達障がいな毎日

発達障がいのあるあるを、時にはゆるく、時にはマジメに。

発達障がい児の親、2つのパターン

私は子供が2人とも発達障がいを抱えていることで、子供たちそれぞれの学年にいる発達障がいのお子さんや、そのママ達に出会ってきました。

そして、同じ発達障がい児を抱えていても、親の考え方は大きく2つのパターンに分かれているなぁ、と感じています。

ひとつは、積極的に療育機関を利用する親。

もうひとつは、そうではない親。

 

私自身は、娘の1歳半検診で発達の遅れが見つかってから、積極的に療育機関を利用してきました。そこで教わった大切なこと…特に幼少期は、とことん子供に寄り添うこと!

まだ言葉が出なくても、自分のことをうまく表現できなくても、子供たちの「中身」はしっかりと育っています。だから、言葉のシャワーをたくさん与えて、子供たちの中を言葉でいっぱいにして…そうすれば、そのうちに自分から言葉が溢れてくるはず!

また、体の動きがぎこちなかったり、体の発達が遅れていても、ちょっとした体の動かし方のコツを教えてあげれば、段々とうまく体を動かせるようになるかもしれません。

何よりも、その子が今、何を求めているのか?何をしたいと思っているのか?毎日その子に寄り添い、行動を共にすることで、感覚的にわかってくるはず。子供たちからの、日々のちょっとしたサインをキャッチしてあげることで「この人は僕のことを、私のことを、わかってくれている!」という子供からの信頼に繋がります。

…これは、私が療育の先生たちから、くり返しくり返し教わってきたことです。

おかげさまでうちの子たちは、少しずつ苦手を克服し、彼らなりのペースで成長してきています。

 

一方で、全く療育機関を利用しない親たちもいます。そういう人たちも、仲間同士で助け合いながら、彼らなりに成長している…とは思います。

こういう人たちが療育機関を利用しない理由は、たぶんあれこれ指導されるのが肌に合わないのだと思います。自分たちなりの子育てをしているのに、あれこれ口出しをされたくないのかもしれませんね。

それに加えて、親が「発達障がい児の子育て」というキツい現実から逃げている場合だったり、そもそも自分の子供が発達障がいである!という事実を受け入れられない場合も、あるかもしれませんね。(場合によっては、療育機関の存在を知らなかったり、療育機関を利用したくても、療育機関自体が不足している自治体に住んでいる方もいらっしゃるかもしれません。)

 

これは、どちらがいい、悪いという話ではありません。どちらが正解、不正解という話でもありません。

ただ、私が親として気が合うのは、やはり私と同じように療育機関を利用してきている親御さんたちです。療育機関を利用せず、仲間同士で助け合っているだけの親御さんたちとは、あまり話も合わない…かな。発達障がい特有の困りごとが発生しても、専門的に相談できる場所がないのは大変だとは思いますが、それもその人たちの選択ですからね。私が口を挟むことではないと思います。

f:id:hattatsumamajuan:20201022135148j:image