樹安ママの発達障がいな毎日

発達障がいのあるあるを、時にはゆるく、時にはマジメに。

発達障がいについて思うこと

発達障がい…自閉症ADHD、学習障がいなど、いろいろなタイプがあります。基本的には「みんなができることができない」と捉えられていて、あまりいいイメージではないですよね。私も以前はそう思っているところがありましたし、だから自分の子供たちが発達障がいであると知ったときはショックでした。

でも、自分の子供たちとか、発達障がいのお友達とかと触れ合ってみて、いろいろと気づいたことがあります。

いちばん感じるのは、彼らは本能のままに生きているということ。自分の欲求に対して素直であり、そこに嘘がないこと。だから一緒に過ごしていて、とても楽しいんですよね。飽きないんです。

それに、彼らは基本的にものごとをよく理解しているような気がします。言葉を持たなかったり、表現方法を知らなかったりするだけで、彼らの中にはもしかしたら私たち以上に深い世界が広がっているかもしれない…そんな気もするのです。

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あと、たまに聞くことがあるこんな説…母親が妊娠中に腸内環境が悪いと、生まれてくる子が自閉症になってしまう…というもの。私はこの説を信用していません。ちゃんと理由があります。

特別支援学校幼稚部で同級生だった、重度自閉症のMちゃん。彼女のママは食にこだわっていて、基本的には肉や魚を食べません。野菜や豆類中心で、調味料にも気を遣い、味噌は手作りしています。ママは食事に気を遣っているのに、自閉症の子が産まれているのですから…先ほどの説が成り立たないですよね。

 

そして、このMちゃんが本当に魅力的なんです。言葉を持たず、その分喜怒哀楽がはっきりしていて…怒る時は手がつけられないくらいに激しく怒り、悲しい時には声を上げてワンワン泣いてしまうのですが、うれしい時は何とも言えない「えびす顔」になるんです!見ていてこちらが幸せな気持ちになります(^_^)

さらにラッキーな時は、彼女にハグしてもらえるのですが…天使に包まれているような、フワッとした心地のいいハグなんです!彼女は本当にハグしたい時にだけハグをしてくれるので、非常にレア!

さらにさらに…心地よい音楽に身を任せている時の彼女は、本能のままに体を揺らしていたり。プールで泳いでいる時も、本能のままに体を自由に浮かせていたり。Mちゃんは、とても言葉では表現できない魅力にあふれた子なんです!!

 

Mちゃんだけではなく、発達障がいの子供たちはみんな、何とも言えない魅力に溢れています。彼らは決して劣った存在なんかではなく、逆に感性の赴くままに行動できる、これからの時代を生きていくにふさわしい存在だと、私は本気で思っています。

確かに彼らには支援が必要ですが、一緒に過ごして大変だけれど楽しいし、彼らから教わることもたくさんあると思います。

 

ところで、先ほど出てきたMちゃんのママ。今は無理のない範囲でヴィーガン料理のカフェをやっていますが、Mちゃんが熱を出したりしたらカフェは臨時休業です。まずは子供ありきの姿勢、素晴らしいと思います!

さらに支援学校の幼稚部時代に、ママたちみんなでマクドナルドのハンバーガーを食べよう!ってなった時。本当はものすごく嫌だったのでしょうが、みんなに付き合ってハンバーガー食べてくれたんです!

Mちゃんに寄り添い育てていくのは本当に大変だろうし、人知れず苦労もたくさんしていると思いますが…自分のペースを大事にしながらも、まわりのみんなに合わせることもできるママは、本当に素敵です(^_^)

発達障がい児のママは、それぞれみんな苦労をしてきています。だからみんなとっても優しいし、親切でいい人が多いです。(中には発達障がいの息子とのエピソードを利用して、スピ活動を展開する大バカ者もいますが…)

私は、発達障がい児が持つイメージを本当に変えたい…発達障がいはマイナスではなく、むしろギフトである…発達障がい児を2人抱える母親として、本当にそう感じています。